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弟切草(2001) [邦画・ミステリー]

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1992年に発売されたスーパーファミコン用人気ゲーム。サウンドノベライズものとして不動の人気をほこった同名ゲームを、奥菜恵主演で映画化した、「弟切草」(2000、東宝)

謎めいた洋館を舞台に、逃げ場を失った男女が見えない敵からの襲撃や罠に脅える恐怖と、館からの脱出が描かれるミステリー仕立てのサスペンス・ホラー。

監督は下山天、エグゼクティブプロデューサーは原正人、原作は長坂秀佳、出演は、奥菜恵、斉藤陽一郎、大倉孝二、松尾れい子、minoruなど。


ゲーム会社でバイトをしている菊島奈美(奥菜恵)は、突然現れた弁護士から、本当の父親が別にいて、その父が亡くなり遺産を受け取ることになることを告げられる。一面識もない父の存在に動揺しながらも、奈美は自分のルーツを知るため、元恋人のゲーム会社社長の松平公平(斉藤陽一郎)と共に亡父の屋敷へと向かう。そこは、深い山中うっそうと茂った弟切草に覆われた洋館だった。そこで知る、父の姿と、ナオミとの対面・・・。



一時期、ハマっていました。
何十通りのエンディングを鑑賞し、巷でうわさになっていた「ピンクしおり」なるものを見るために、日夜、違うエンディングを求めて創意工夫。シューティング系ばかりだとキーボードを壊してしまうので(PCゲームで少なくとも3台はつぶしました)、時折、サウンドノベライズなどのおとなしめのゲームをたしなんでおりました。

その映画化ということで見てみましたが、トリッキーなつくりで、それなりにゲーム的要素を残すために、いろいろと工夫がなされています。エンディングを歌うのは、ザ・イエロー・モンキーということで、個人的には楽しめた映画ですが、怖そうな小道具で演出をしているわりにはその効果もなく、「弟切草」の花言葉が「復讐」であることの説明はなんかスルーされているし、何十通りのエンディングを鑑賞した身としては、緊張感もドラマ性もいまいち。

低予算映画としては、それなりに楽しめますが、「映画」としてはいかがなものでしょうか?
原作のある映画というのは、やはり、原作以上の出来か、まったく違う世界を切り拓かなければ、どうしても評価は低くなってしまいます。PV辺りで使う分には、良い出来だと思います。


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