十二夜(1996) [洋画・史劇]
シェイクスピアのロマンティック・コメディの傑作「十二夜」(1996 イギリス/原題:TWELFTH NIGHT)。
監督はロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのトレバー・ナン。
出演はヘレナ・ボナム=カーター、イモジェン・スタッブス、トビー・スティーヴンス、リチャード・E・グラント、ナイジェル・ホーソーン、ベン・キングズレーと、豪華、豪華、豪華!
演劇をやっていただけに、シェイクスピアは好きではあるけれど、これを「観よう!」と思わせたのは、ヘレナとイモジェンのコンビが見られるから。
イギリス映画っていいもんだなぁ~と思わせてくれた「眺めのいい部屋」のヘレナ(実は、それ以来ヘレナの大ファン)と、「サマー・ストーリー」で純朴な少女を演じたイモジェンが、これまた豪華キャストに囲まれての映画なんて、見なきゃ損。
恋する男と恋する女、愛する人には愛されず・・・普通の恋愛コメディとしてももちろん楽しめるけれど、双子のキャスティングや、その双子の妹ヴァイオラ役のイモジェンの演技がなかなか光っていて、見ごたえがあります。
舞台設定が1600年代ではなく1890年代になっているけれど、わかりやすく撮られているし、セリフの解釈もいいんじゃないでしょうか。
話のオチが見えてしまうので内容は書かないけれど、個人的に楽しませてもらったのは脇キャラたちのドタバタ騒動。しんみりきたかと思うと、次は大爆笑! 脇キャラたちの魅力や小道具使いが、シェイクスピアならでは。イギリス映画らしいカメラワークと音響が、たまらなくイイ感じです。
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