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いとしのエリー(1987) [邦画・ドラマ]

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当時、おニャン子クラブを卒業した国生さゆりの初主演作品であり、同じく人気を誇っていた男闘呼組の前田耕陽とのダブル主演も話題にはなった、高見まこの同名小説の映画化、「いとしのエリー」(1987)
監督は、佐藤雅道、原作は高見まこ。
出演は、国生さゆり、前田耕陽、鶴見辰吾、井浦秀知、志村香、森田まゆみ、名古屋章、陣内孝則、三浦友和など。


ある日、いつものように街で遊んでいた都立三田町高校2年の上野晋平(前田耕陽)は、目の前をさっそうとバイクで走り去る串田枝理子(国生さゆり)に横顔に見惚れる。枝理子のバイクが不調になったことから、知り合いの山本達巳(陣内孝則)のバイク店に送っていた晋平は、気さくで美人の枝理子に一目ぼれしてしまう。
新学期になり、新しく赴任してきたという、英語担当の担任教師の話で盛り上がる晋平と、清水文太郎(井浦秀知)と本土寺マコト(家富洋二)の仲良しコンビ。そこに現れたのは、枝理子だった。美人の枝理子は、大学時代の先輩である真名古敬一(鶴見辰吾)のサポートもあり、すぐに生徒たちとも仲良くなり、晋平は毎日学校で枝理子と会えることを楽しみにしつつも、枝理子と敬一の仲を心配していた。
敬一は、大学時代から枝理子に想いを寄せていたが、枝理子はそのことには気づいておらず、大学時代の恩師である中村敦(三浦友和)と不倫関係を続けていた。敦は北海道の大学に行くことになり、枝理子とは離れ離れになる。枝理子は寂しさを吹っ切るようにお酒を飲み、二日酔いに。酔いざましに校庭を走っていたところ、こけて怪我をしてしまう。晋平はすかさず枝理子を抱き上げて保健室に向い、枝理子は、晋平が自分に向けてくる好意に戸惑いながらも、嫌な気持ちはしなかった。
明るい性格と可愛らしさで人気だった隣野美代子(志村香)の誕生日パーティに呼ばれる枝理子と敬一。晋平は、枝理子が敬一と一緒に踊る姿に嫉妬し、会場から出てしまう。そんな晋平の後を枝理子が追いかけ、ふたりはバイクに乗って会場を後にするが、雨に降られて枝理子の家へ。7歳年下の晋平を可愛く思っていたが、晋平の純粋な想いに、敦と離れて空虚は気持ちになっていた枝理子の心は揺れ、つい、教師と生徒の一線を越えてしまう。
枝理子が初めての相手だった晋平は、ますます枝理子にのめり込み、枝理子を「エリー」を呼ぶように。
枝理子もまた、晋平のことを可愛く思うのだったが、晋平の母・三津子(野川由美子)から、最近、晋平のようすがおかしいと相談を受ける。家族に秘密を持ち、外泊することも多くなり、成績が下がったという。自分と付き合うことで、晋平をダメにしてしまうのでは、と枝理子は晋平と距離を置くようになる。不安に思う晋平だったが、枝理子の気持ちを知り、自分は大丈夫だと答えるのだった。
枝理子の元に、1年ぶりに敦からハガキが届いた。離れてみて、やっと枝理子の存在の大きさを知った、北海道に来てほしい、会いたい、という内容だった。枝理子は北海道に向かい、そのことを知った晋平は、文太郎とマコトの協力を得て、枝理子を追いかけて北海道に向かう。
北海度ではなかなか敦と連絡が取れず、空港に向かった枝理子の前に、敦が現れる。一緒にいてくれないか、と枝理子に告白する敦。しかし、枝理子は1年前に言ってほしかったと答える。自分には大切にしたい人がいるのだと。敦は、枝理子と一緒になるために離婚していたのだが、枝理子の決心は固く、ふたりは空港で別れる。そのようすを、晋平が見ていた。枝理子が自分の元に戻ってくれたことをよろこび、抱き合うふたりだった。




う・・・・ん。
基本、無理。生理的に受け付けない話です。
教師と生徒の恋愛というのは、現実にあり得ることですが、やはりレアケースであるわけで、少女マンガの世界ですよ。・・・って、これ、原作が少女マンガでしたね。
いや、普通に、モラルの話なのです。今ならセクハラ、アカハラで訴えられます。大問題です。なぜ、教師と生徒がそういう関係になって、ほのぼの学園ドラマが展開されるのですか?
いや、もう、無理です。

国生さゆりは、きれいでしたよ。ああ、可愛いなぁ、と思って眺めていました。敦と別れて、ひとりダンスを踊って、涙を流すシーンなんて、きれいだなと思いましたさ。
映画全体にあふれているバブリーな雰囲気も良いでしょう。学園ドラマの常連の名古屋章さんが教師役で出ているのも、トラックの運ちゃん役で一瞬だけ登場する伊武雅刀も、良かったですよ。でも、なにもかもが非現実的。
原作と違って、エリーと晋平のハッピーエンドで終わるのも良いのだけれど、たとえ、上映当時に、自分もバブリーな高校生だったとしても、憧れないわぁ。この映画を見たいとは思わないわ。
DVD化していない貴重な映像なのでしょうが、基本、無理でした。



いとしのエリー 01<いとしのエリー> (コミックフラッパー)

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/06/16
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