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女子ーズ(2014) [邦画・ドラマ]

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「勇者ヨシヒコと魔王の城」(テレビ東京、2011)の福田雄一が描く、戦隊ヒーロー?、いや、ヒロインの特撮コメディー映画、「女子ーズ」(2014)
監督・脚本は、福田雄一。
出演は、桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月、佐藤二朗など。


選ばれし5人の女たちが揃ったとき、最強の戦隊が誕生する!
が、なかなか揃わない。
なぜなら女子とは、そういうものだからである・・・。



いつもの戦いの場所。
ワカメヌルン(ワカメ怪人)から地球を守るため、正義の戦隊「女子ーズ」のメンバーが集結した・・・はずだった。
女子レッドの赤木直子(桐谷美玲)、女子イエローの黄川田ゆり(高畑充希)、女子グリーンの緑山かのこ(有村架純)、女子ネイビーの紺野すみれ(山本美月)は、その場にいない女子ブルーの青田美佳(藤井美菜)に電話をかける。
朝起きたら、マツエク(まつ毛エクステ)が取れていたから、今、マツエクをしているという。レッドは「マツエクと怪人、どっちが大事なの?」と聞くと、ブルーの答えは、「ごめん、マツエク?」。
5人が揃わないと必殺技「女子トルネード」が出せないが、しかたなく、4人でワカメ怪人を倒すことになった。

ことのはじまりは、正義の戦隊をまとめる男・チャールズ(佐藤二朗)によって、5人が召喚されたときにさかのぼる。
以前の戦隊の任期終了に伴い、新たな戦隊を結成しなければならなかった。今は女子のほうが強い、ということで、「名字に色が入っている」という理由だけで突然集められた5人の女子たち、赤木直子、青田美佳、黄川田ゆり、緑山かのこ、紺野すみれは、世界征服を企む怪人たちから地球を守る戦隊「女子ーズ」のメンバーにさせられてしまう。

青田美佳は、アパレルショップでアルバイトをしているギャルであり、怪人退治には当然興味はない。
黄川田ゆりは、弟を大学に進学させるためにアルバイトを掛け持ちしているフリーターで、怪人退治をしている暇などない。
緑山かのこは、アングラ劇団「カオスの彼方」の劇団員で、チャールズに「特別な能力がある」と言われ、少しはその気に?
紺野すみれは、紺野財閥の令嬢で、こわがり。当然、怪人退治などできるはずもない。

それぞれの理由から、断ろうとする彼女たちだったが、豊島建設営業課に勤め、何事にも全力で取り組む真面目な性格の赤木直子の説得により、ようやく女子ーズは結成された。

しかし、司令官・チャールズから怪人退治の指令がかかっても、女子たちは、恋愛・仕事・美容・野暮用など、それぞれの理由で、徐々に全員が集まることが少なくなり、チャールズは女子たちに注意をする。女子たちは、現在まで退治している怪人たちは、「女子トルネード」がなくても倒せるため、集まれるメンバーだけで戦えば良い、と言う。それに対し、チャールズは、次第に強い怪人が現れ、「女子トルネード」なしでは勝てなくなると伝え、レッドもがんばろうと他のメンバーに声をかけるのだったが・・・。

ある日、怪人退治の指令を受信する。
それは、レッドの長年の夢だった美術館建設のプレゼンの日だった。仕事と怪人退治のどちらを優先するか悩んだ末、レッドはプレゼンを優先させる。その結果、無事、美術館建設の仕事を得たレッドだったが、そのことで他の4人と喧嘩をしてしまう。つい、正社員の自分には外せない仕事があるのだから、そのときはバイトの人ががんばってほしい、と言ってしまい、他の4人は女子ーズの役目を放り投げてしまう。そのことで嫌気がさしたレッドも、女子ーズの役目を放り投げて仕事に専念するようになる。
しかし、レッドは、仕事も恋愛も上手く行かなくなってしまうのだった。
久々にチャールズからの指令を受信したレッドは、基地に呼び出され、自分がいない間も他の4人が怪人たちと戦っていたことを聞かされ、再び女子ーズの役目に目覚める。レッドは、怪人退治に向かうが、現れた怪人・メタルゴードン(金属怪人)はそれまでの怪人とは桁違いに強く、しかもレッドの不在に不満を募らせていた4人は来なかった。レッドは、4人を探すため街に向かい、4人を説得し、戦いの場に連れていく。
5人が集まり、「女子トルネード」で退治できたと思われたが、巨大化したメタルゴードンは強かった。
危機一髪の女子ーズに、チャールズはロボを呼び出せと言う。そして現れたピンクの女子ーズロボ。
使い方はよくわからないけれど、いろいろと触っているうちに、メタルゴードンを倒せてしまった。
5人はお互いの存在の大切さを再確認する。

チャールズから、また指令が。
急いで駆け付けたのは、レッドだけだった・・・。





劇団系で小劇場好きの福田雄一監督らしく、佐藤二朗やムロツヨシが出ています。
迷惑な乗客役で出演していたムロツヨシが、「ピンクはいないの?」と言っていましたが、なるほど、ロボがピンクでした。となると、6色になるのでは?
細かいことは気にしない方が良いですね。
あと、ブルーのバイト先に現れたバカップル役で、上地春奈さんが出ています。「勇者ヨシヒコと魔王の城」にゲストで出ていたのですが、個人的には「新解釈・日本史」(TBSテレビ、2014)での印象が強いです。ムロツヨシさんの影響かもしれませんが。

福田監督が、その製作背景を映画.com (2013年12月19日)で語っています。

うちの嫁が大変わがままで、社会人経験がなく、協調性のない女性だったため、こんな女が戦隊を組んだら面白いことになるだろうなと思ったのが、事の発端です。


「勇者ヨシヒコと魔王の城」は、正直、おもしろいとは思わなかったのですが、こういう精神は、私は好きです。


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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD




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