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逃げるは恥だが役に立つ(2016)第4話 [ドラマ(日本)逃げるは恥だが役に立つ]

逃げるは恥だが役に立つ4.jpg
画像は、TBS公式サイトよりお借りしています。


今回は、「情熱大陸」「Eテレ2355」「エヴァンゲリオン」などのパロディ満載でした。
みくりに少しずつ心が傾き始める津崎。
一方、みくりのトラウマがここで明かされます。



第4話「私、恋人を作ろうと思います!」


みくり(新垣結衣)の「平匡さんが一番好きですけど」ということばを聞き、それが雇用主への親愛の情だとしても、35年の人生が報われた気がしたと思う津崎(星野源)。
しかし、津崎には、みくりに話せていないことがあった。
風見(大谷亮平)に、みくりとは給与が発生する契約結婚であることがバレ、みくりをシェアしたいと言われて、すでに半月が経っていた。
住むところと役割をシェアする、金銭が介在することでお互いの立場が明確になり、緊張感も生まれるという、津崎とみくりの雇用関係に対して、風見は「理想的」と評価し、自分もみくりを雇いたい、シェアしたいと申し出たのだった。
そのシェアということばは、まるで物や食べ物のようで、津崎は嫌な響きだと感じていた。みくりは物や食べ物ではないのに、と。

みくりは、津崎に「シェア」ということばを投げかけ、津崎の心をゆさぶる。
風見から、みくりをシェアしたいと、いずれ津崎から話があるだろうと聞いていたが、津崎からはいっこうに話がなかったからだ。いったい、みくりをシェアするとはどういうことか、従業員の意思は尊重されないのかと憤るみくり。
とたんに、歯が痛むみくり。
半年前に痛んだときに治療しなかったため、歯の状態は悪化。歯を入れることになるが、セラミックの歯だと、95,000円。今のみくりにはかなりの出費だ。
家計も1,250円の赤字になり、自分の収入から補填したみくりに対して、従業員に補填させるなど、ブラック企業と同じだと言う津崎。今後の家計については、黒字月の残金をプールして、赤字月に補填、臨時外出の時には特別経費を設定することをみくりに伝える。
自分を責めるみくりに、「働くときは下を向いてはいけない」と言う津崎。
今後は、ひとりで抱え込まず、相談してほしいと伝える津崎に、みくりは、風見の言っていた「シェア」とは何かを聞くのだった。

要点は3つ。
(1)風見は、津崎とみくりの言動から、2人が契約結婚かつ給与の発生する関係であることを見抜いた。
(2)風見は、みくりを週1回、家事代行として雇いたい。
(3)どうするかは、みくりの自由意思。

話を聞き終え、みくりは、宣言する。
「やります。働きます。副業させてもらいます!」

みくりが断ることを想定していた津崎は驚くが、歯の治療のため現金が必要なみくりは、働けるときに働いておきたいと思うのだった。

早速、風見の元に下見に行くみくり。
風見は、津崎に聞いたように、みくりにも、津崎に恋愛感情が芽生えることはないのかと聞くが、みくりは「おもしろがっていますか?」とあっさりと否定。ふたりの奇妙な契約結婚は、こうして風見を加えた3人の秘密になるだった。

百合(石田ゆり子)は、今は取引先の部長となっていた学生時代に心惹かれたイケメンを見送る。先日、百合に「羽目を外さないか」などと失礼なことを行ったと謝り、去っていくかつてのイケメンの姿に、1987年の映画「私をスキーに連れてって」で流れた松任谷由実の曲「BLIZZARD」が脳裏に流れる。かつて心を惹かれ、結局なにも起こらなかったふたりの関係がバブリーな時代とともに流れ・・・百合は我にかえり、あわてて曲をかき消す。
仕事に向かう百合の姿を、じっと見つめる梅原(成田凌)。


津崎に、風見のところには、月曜と木曜に通い、夕食の作り置きと掃除が主な仕事だと報告するみくり。
しかし、津崎は、風見とみくりの契約なので自分には報告しなくて良いと言う。
その冷たい反応に、みくりは少し傷つく。が、セラミックの歯のため、保険外治療のため、稼げるときに稼ぐ、めげてはいられないとみくりの脳内は、またもや「情熱大陸」に。

「情熱大陸」
兼業主婦 森山みくり

家事代行サービスのスペシャリストに!
1日のタイムテーブルを示しながら、津崎家と風見家の両立を語るみくり。
特に、1度に3食分を用意する風見家の料理ではバリエーションを増やし、クックパッドに載っていた大根と牛肉のスープ煮に挑戦するが・・・。



津崎家の夕食。
食事をしながら、津崎に、今日あった出来事を話したいみくり。
大根と牛肉のスープ煮は生姜の味が強すぎて失敗し、急遽カレールーを入れてごまかしたのだ。その話を楽しく話したいみくりだが、津崎からは風見家のことは話すなと言われ、しかし、重苦しい空気をどうにかしたいみくりは、料理上手の沼田(古田新太)の話で夕食の会話を乗り切るのだった。
沼田ならぬハートフル坊主に感謝のメッセージを送るみくり。

一方、沼田は、バーのマスター・山さん(古舘寛治)に、最近の津崎の風見のようすを話す。
風見に対して緊張する津崎と、津崎を見かけると必ず近づき親密に話をする風見の姿に、ふたりが恋に落ちたと考える沼田。


百合は、部下の堀内(山賀琴子)と梅原と居酒屋に。
仕事の話ばかりする百合に、後悔した恋の話を振る堀内。梅原は、百合に好きな男に夢中になり、追いかけた経験はあるのかと詰め寄るが、百合はやんわりと交わす。

百合「人を好きになるってさ、不安になるのよね。
  自分が自分じゃなくなって、足元がぐらぐらして
  ゆだねられないうちに、どこへも行けなくなるんだわ」




風見は、みくりが作った大根と牛肉のカレーがおいしかったと津崎に伝える。
アレンジがきいていて、副菜もあり、料理が楽しいと感じるとうれしそうに話す風見に、自分の知らない風見とみくりの関係を意識してしまい、津崎は落ち込む。

その夜、津崎家の夕食は、いつものチキンカレー。
風見は、自分が知らないみくりの料理を食べているのだと考える津崎は、つい、みくりと距離を置いてしまう。
会話が続かないみくりは、友人の安恵(真野恵里菜)の話をする。旦那の浮気現場を押さえた安恵に対し、浮気の証拠を突きつけられた旦那は、謝るどころか「君のことをいつまでも好きでいるために、気持ちを分散させる必要があった」ととんでもないセリフを言ったという。安恵は、自分も「気持ちの分散」のため合コンをすることにし、みくりもそれに誘われたという。
津崎は、合コンに行ったらいいんじゃないですか、と言うが、みくりは合コンに行きたいとは思わなかった。
津崎との間に、また壁を感じるみくり。


「Eテレ 2355」「Mテレ 2355」

津崎は、みくりに他の男性の影が見えるとすぐに壁をつくってしまう。
それは、自尊感情の低さゆえの行動。
津崎は、自分に価値があると思えないのだ。
自尊感情が高い人は、成功体験をより強く認識して、自分をより肯定する。
自尊感情が低い人は、失敗体験をより強く認識して、自分をより否定する。
津崎は、こと恋愛において、自尊感情がまったく満たされないままにここまで来たんじゃなかろうか…。



みくりは、津崎に、男子校だったか、合コンに行ったことがあるか、などとつい聞いてしまう。
それに対して、津崎は、自分を詮索するのも分析するのもやめてください、と完全に心を閉じてしまうのだった。


「わずらわしい。
 ただの雇用主なのに、まるで彼氏のいる女の子に片思いしているみたいだ。
 相手も自分も嫌いになる。
 こんな気持ちは不毛だ。

 あのとき、もっとうまくごまかしていれば。(←風見に対して)
 あのとき、仕事の掛け持ちを引きとめていれば。(←みくりに対して)

 あのとき、同じだと思った。(←みくりに対して)
 誰にも選ばれない。必要とされない。
 好意を持った相手に、受け入れられたことがない。
 自分と同じだと、こんな自分にもなにかできるだろうか。
 いっそ、手放してしまえばいい。
 そうやってずっと平穏に生きてきたのだから」



いつも2羽で餌を食べにくるジュウシマツが、1羽しか来ない。
津崎は、つい、孤独な自分と重ね合わせてしまう。
風見と立場を交替しても良いと、みくりに言う津崎。
風見のところに住民票を移し、見届けの妻となり、津崎のところには以前と同じように週に1度通う。もし、通うのが無理であれば、他の家事代行業者に頼む、と。
どうしたいかは、みくりの自由意思だと言われ、津崎に突き放されてショックを受けるみくり。

「いつもこうだ。
 どんなに取り繕っていても、私はすぐにボロを出す。
 嫌われて、拒絶される」




「みくりの、恋」

5年前。
大学で知り合ったシンジと付き合い始めた、みくり。
シンジは1歳年上で、大学3年の春、就活が始まった。
いつまでも決まらない内定に、混乱、破壊、絶望のふちに立たされるシンジ。
みくりは、自分も1年後に同じ憂き目にあうことも知らず、シンジを励ました。
しかし、不採用通知で心が壊れかけていたシンジは、
自分を勝手に分析して批評して、アドバイスをするみくりに苛立つ。

「おまえ、小賢しいんだよ」




シンジのそのことばは、みくりの心を深く傷つけていた。


津崎は、容易くみくりとの距離を縮め、誰からも愛される風見を羨ましく思っていた。

津崎「彼女が自分と同じだなんて、どうして思ったんだろう。
  僕と違って彼女は、元彼だっていただろうし、
  未来彼だっていくらでもできる」


みくりは、すぐに人を批評したり分析したりする自分の小賢しさを嫌っていた。
風見は、そこがおもしろいと言う。
そのことばに、逃げ込んでしまいたくなるみくり。風見といれば自己嫌悪から逃れられるかもしれないと考える。


ひとり、会社で残業する津崎は、みくりを手放そうと考える。

「なんてことはない。
 戻るだけだ。
 ひとりで暮らす、平穏な生活に。
 たまに来る、ジュウシマツを愛でる生活に。
 いいなぁ。
 愛される人は。
 愛される人は、いいなぁ」





津崎が帰宅すると、みくりが、雇用契約書の持って立っていた。
追加項目「第9条 恋人(または好きな人)ができた場合」を見る、みくり。
雇用契約に関する話がしたいというみくりに、とうとうみくりが自分から離れて行ってしまうと感じる津崎だが、つとめて冷静に話し合いに応じる。


みくり「この項目のことですが」

津崎「はい」

みくり「私、恋人をつくろうと思うんです」

津崎「はい」

みくり「でも、この、
  恋愛対象者との交流は世間体を鑑み、周りに見つからないようにする
  って案外難しいですよね。
  お互いを気遣い、極力その話をしないようにするというのも、
  ストレスがたまると思います。
  今、私、仕事も掛け持ちしているし、時間的なやりくりも面倒だし」

津崎「はい」

みくり「それでも恋人をつくるとなると、
  今の状況で最適な相手って、平匡さんしかいないんです」

津崎「はい?」

みくり「平匡さん、私の恋人になってもらえませんか?」

津崎「僕とみくりさんが恋人?」

みくり「はい」

津崎「タイミングのおかしな冗談ですか?」

みくり「本気です。妄想でもなく、現実です。
  考えたんです。
  平匡さんとつきあうなら、周りに隠す必要もないし、不必要な気を使うこともない」

津崎「ちょっと待ってください」

みくり「たとえば、風見さんとつきあったら、平匡さんに言えないことがさらに増えて、
  お互いにストレスがたまる一方です」

津崎「そうかもしれませんが」

みくり「今のままじゃ気持ちが落ち着かないし、家の中もギクシャクするし。
  これが最適な解決方法だと思うんです」

津崎「そこに至る思考の流れが皆目見当がつきません」

みくり「平匡さんが嫌なら引きさがります。
  これは平匡さんの自由意思です」

津崎「自由意思?」

みくり「はい。どうしますか?」




どうせ小賢しいのなら、小賢しさを駆使して、津崎に正面から挑む!
さぁ、どうする津崎平匡。
どうする!







序盤の飯盒事件は、笑いました。
風見との話し合いから逃げる津崎を、沼田と日野(藤井隆)がキャンプに誘うが、逃げる津崎に、沼田は、キャンプに嫌な思い出があるのだろう、と。
たとえば、米を持っていて、飯盒を忘れた、とか、など。

津崎のキャラって・・・。


次回は、ハグの日制定です。



逃げるは恥だが役に立つ コミック 1-7巻セット (KC KISS)

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  • 作者: 海野 つなみ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/06/13
  • メディア: コミック





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