ショウほど素敵な商売はない(1954) [洋画・ミュージカル]
魅惑のモンロー特集の第2弾は、「ショウほど素敵な商売はない」(1954 アメリカ/原題:THERE'S NO BUSINESS LIKE SHOW BUSINESS)。
監督はウォルター・ラング。
「アニーよ銃をとれ」のために書かれたアーヴィング・バーリン作の歌の曲名を、そのままタイトルにしている、ミュージカル・コメディ。
出演はエセル・マーマン、ドナルド・オコナー、マリリン・モンロー、ダン・デイリー、ジョニー・レイ、ミッツィ・ゲイナー。
オープニングに「1919年ボードビルが全盛期だった時代 その片隅にいたドナヒュー一家 これはその愛と涙の物語である」という文が出てくるが、この説明通り、舞台俳優一家のドナヒュー家の夫婦、モリー(マーマン)とテリー(デイリー)を中心に、3人の子どもたち、スティーブ(レイ)、ケイティ(ゲイナー)、ティム(オコナー)が成長していく姿が描かれている。
末っ子のティムが一目惚れしてしまう歌手ビッキーを演じるのが、マリリン・モンロー。
コケティシュな魅力たっぷりの歌声はさすが! 後半は、このティムとビッキーの話が中心となる。
ビッキーにふられたと思い込んでティムが失踪し、そして劇場取り壊しに際しての舞台で、再び一家は勢揃い。
エンディングに流れる「THERE'S NO BUSINESS LIKE SHOW BUSINESS」ではビッキーがちゃっかりティムの隣にいて、なかなかほのぼのしている。注目なのが、「ウエストサイド物語」でシャーク団のリーダー・ベルナルド役を好演し、女性の心をぐっと惹きつけたジョージ・チャキリスが、ちらっと登場していることだ。FOXらしい作品。
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