恋をしましょう(1960) [洋画・ミュージカル]
魅惑のモンロー特集の第3弾は、「恋をしましょう」(1960 アメリカ/原題:LET'S MAKE LOVE)。
監督はジョージ・キューカー。
出演はマリリン・モンロー、イヴ・モンタン、トニー・ランドール、フランキー・ヴォーガン等。
マリリンのコケティッシュな魅力爆発のミュージカル・コメディ。
億万長者で色事師としても知られるクレマン(モンタン)は、傲慢でユーモアのセンスがまったくない資産だけが取り得の人間。ある日、自分を皮肉った芝居のリハーサルを見て憤慨しつつも、その後、妖艶に踊るアマンダ(モンロー)に一目惚れしてしまう。
彼を演じる役者探しが難航していると知ったクレマンは、アマンダに近づきたいがために、身元を隠し、そのオーディションを受け、見事に合格。これまでのように金にものをいわせて振り返させることもできず、アマンダの気を惹こうと悪戦苦闘する姿がやけにかわいらしい。
パッとしないクレマンの面倒を見つつも、彼の正体に気づかないアマンダの、どこか抜けたかわいらしさや、相変わらずの甘い歌声に魅了される。セクシーだけれど、少女のようなあどけない無邪気なところが、マリリンの最大の魅力でしょう。
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ショウほど素敵な商売はない(1954) [洋画・ミュージカル]
魅惑のモンロー特集の第2弾は、「ショウほど素敵な商売はない」(1954 アメリカ/原題:THERE'S NO BUSINESS LIKE SHOW BUSINESS)。
監督はウォルター・ラング。
「アニーよ銃をとれ」のために書かれたアーヴィング・バーリン作の歌の曲名を、そのままタイトルにしている、ミュージカル・コメディ。
出演はエセル・マーマン、ドナルド・オコナー、マリリン・モンロー、ダン・デイリー、ジョニー・レイ、ミッツィ・ゲイナー。
オープニングに「1919年ボードビルが全盛期だった時代 その片隅にいたドナヒュー一家 これはその愛と涙の物語である」という文が出てくるが、この説明通り、舞台俳優一家のドナヒュー家の夫婦、モリー(マーマン)とテリー(デイリー)を中心に、3人の子どもたち、スティーブ(レイ)、ケイティ(ゲイナー)、ティム(オコナー)が成長していく姿が描かれている。
末っ子のティムが一目惚れしてしまう歌手ビッキーを演じるのが、マリリン・モンロー。
コケティシュな魅力たっぷりの歌声はさすが! 後半は、このティムとビッキーの話が中心となる。
ビッキーにふられたと思い込んでティムが失踪し、そして劇場取り壊しに際しての舞台で、再び一家は勢揃い。
エンディングに流れる「THERE'S NO BUSINESS LIKE SHOW BUSINESS」ではビッキーがちゃっかりティムの隣にいて、なかなかほのぼのしている。注目なのが、「ウエストサイド物語」でシャーク団のリーダー・ベルナルド役を好演し、女性の心をぐっと惹きつけたジョージ・チャキリスが、ちらっと登場していることだ。FOXらしい作品。
百万長者と結婚する方法(1953) [洋画・ミュージカル]
魅惑のモンロー特集の第1弾は、「百万長者と結婚する方法」(1953 アメリカ/原題:HOW TO MARRY A MILLIONAIRE)。
監督はジーン・ネグレスコ。
かつては部屋に巨大ポスターまで貼っていたほどのマリリンファンとして、まずオススメしたいのが、この「百万長者と結婚する方法」! あいにくとビデオは所有してはいないが、これを観たときの衝撃といったら、もう頭ん中、蜜になっちゃいましたよ。
出演は、マリリン・モンロー、ローレン・バコール、ベティ・グレイブルなど。
この3人が扮するモデルが、最高級アパートに引っ越して金持ち男を見つけようと、ありとあらゆる駆け引きをするわけだ。一応、主役格はバコールで、最高級の金持ちをゲットしちゃうわけだが、ド近眼のマリリンが、超かわいい。
マリリンといえば、「7年目の浮気」でのスカートめくり上がりシーンに代表されるようなセクシーイメージが強いが(確かにアメリカのセックス・シンボルだが)、けっこう、かわいい役どころが多い。そのかわいさを前面に押し出したのが、この「百万長者と結婚する方法」。
このマリリンは、男女問わず惚れずにはいられないような強烈な魅力を発している。
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