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トワイライトQ2 迷宮物件FILE538(1987) [アニメ]

トワイライトQ2 迷宮物件FILE538.jpg

不思議な物語をつむいでいく「トワイライトQ」シリーズ第2弾「トワイライトQ2 迷宮物件FILE538」(1987 スタジオ・ディーン)
監督・脚本・絵コンテ・演出は押井守。
声は、瀬川哲也、兵藤まこ。


大空をゆくジェット旅客機に突然ひびが入り始めていく。それは、そのジェット機が巨大な錦鯉に変化していく前兆だった・・・。その夏、東京上空では、旅客機の失踪事件が頻発していた。その姿を下から見つづける1人の少女。少女は、実の父親とは見えない中年の男と錦鯉と一緒に暮らしていた。
この奇妙な2人連れをある探偵が調査していた。戸籍調査をはじめとするあらゆる調査は空振りに終わり、聞き込みをしようにも他の住人の姿もなく、大家の住所もつかめない。そして、1番不思議なことは、このアパートの立っている場所が現在もなお海の中にあるはずであるということだった!
実は、「調べれば調べるほど非現実的な世界へと引き込まれていく探偵は、彼の調べている中年男性自身だった」ということを書こうとした、シナリオ作家の脚本の中での出来事だったのだ。



「時間」をテーマにしたロマンチックな前作とは違い、とても不思議な世界が展開される。
前作と同様、少女の声に兵藤まこがあたっているが、前作の女の子らしい声とは違い、今回は本当に少女、小学校に上がるか上がらないくらいの年代の子らしい、独特の声で頑張っている。ちなみに兵藤まこといえば、「マクロス・プラス」(1995)ではコケティッシュなバーチャルアイドル、シャロン・アップルを演じている。前作の声は、シャロンの声に近いか。

押井守作品は、とにかく脚本がしっかりしているのが特徴で、見るものは安心してその世界に浸れる。設定がややこしいだけに2回は見てしまう作品だが、「うる星やつら」とは違う、押井守の独特な世界を初めて垣間見たこの作品だったか。

「トワイライトQ」シリーズを見比べると、その違いがわかる。わかるかな?




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