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アラジン(1992) [アニメ]

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「千一夜物語」の中で最も有名な「アラジンと魔法のランプ」を原作とする、ディズニー映画31作目の長編アニメーション「アラジン」(1992 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ/原題:Aladdin)
監督・製作・脚本は、ジョン・マスカーとロン・クレメンツ。
主題歌・挿入歌は、ハワード・アシュマンとアラン・メンケン。
作曲は、アラン・メンケン。


昔むかし、アラビアの果てしない砂漠に囲まれた神秘と魅惑の都アグラバー。国王(サルタン)の座を狙う悪徳大臣ジャファーは、砂漠のどこかに眠るという、どんな願いも叶う魔法のランプを探していた。そして、ランプのある魔法の洞窟を見つけたものの、中に入ることができるのは清い心を持った≪ダイヤモンド≫のような選ばれた人間だけ。

陽気で活気のある下町の市場では、いつものようにアラジンと相棒の猿アブーが盗みを働き役人に追われていた。しかし、必死で盗んだパンも人に与えてしまうほどアラジンは心優しい若者だった。ある日、こっそりと王宮を抜け出した王女ジャスミンを市場で見かけたアラジンは、彼女に一目惚れし、そして世間知らずな彼女を救う。逃亡中、ジャスミンは、夢と希望にあふれたアラジンに惹かれていく。が、2人は役人に捕まり、アラジンは彼女が王女であると知る。ジャファーは、このアラジンこそが清い心の持ち主だと知り、彼をこっそり連れ出して洞窟へと入れる。

ジャファーを出し抜きランプを偶然手に入れたアラジンは、ランプの精ジーニーの力を得て、王子となってジャスミンに求婚することに。だが、アラジンは自分を偽ることに悩み、その間にランプはジャファーに盗まれてしまう。
ジーニーによって世界一の魔法使いに変身したジャファーは、サルタンから王位を奪い、そしてアラジンは雪深い遠い国へ飛ばされてしまうのだが・・・。



アカデミー賞2部門(最優秀オリジナル作曲賞・最優秀オリジナル主題歌賞)と、ゴールデングローブ賞3部門(最優秀オリジナル作曲賞・最優秀主題歌賞・特別賞)を受賞した、ロマンチック・ファンタジー。アラジンの企画を生み出したのは、故ハワード・アシュマン。

美しいだけでなく、勇敢で、真実の姿を見抜く賢さと自由を求める積極性を持つジャスミンと、うわべを飾るよりも本当の自分を見せることが大切だと気づき成長していくアラジンの、なんとも現代的なカップルの誕生。猿のアブーや、ジャファーのしもべであるオウムのイアーゴなど、動物キャラの活躍ももちろんのことだが、今回の最大の注目キャラは、ランプの精ジーニー! マシンガン・ジョークを飛ばしながら自由自在に変身してみせるジーニーを、その七色の声で演じたのが名優ロビン・ウィリアムズ。彼はこの声の名演技によってゴールデングローブ賞の特別賞を得ている。

「リトル・マーメイド」(1989)「美女と野獣」(1991)とはまたガラッと変わり、スピード感あふれる痛快ストーリー。アラジンを救うためにジャファーに色仕掛けで迫るジャスミンの姿もなかなか衝撃的だが、ジーニーの自己紹介シーンが某コミックスでパロディられているのを見たときには、笑いました。シリアスなテーマなんだけれど、笑いが随所にあって、面白いです。個人的に気にいっているのは、「魔法のじゅうたん」のキャラ。その愛らしさにハマります。

今回の作品では、主人公2人の声と歌が別の人間によって吹き込まれています。
アラジンの声を担当しているのはスコット・ウェインガー、歌を担当しているのはプラッド・ケイン。ジャスミンの声を担当しているのはリンダ・ラーキン、歌を担当しているのはレア・サロンガ。声と歌が別人であることを感じさせないキャンスティングには脱帽モノですが、歌のできる俳優を使え、と思ったりして。
「美女と野獣」の声優たちは、その豊かな歌声でもうっとりさせてくれましたが、その声と歌が違うっていうのは、「ディズニーなのにOKなの?」という気にもなります。だって、歌あってのディズニーだから。確かに、声優に歌唱力がなくて歌だけ吹替えという場合は、よくあることです。でも、なぜディズニーが声と歌とを分けたのか、よくわからないですねー。

ちょっと違いますが、近頃では、ディズニーだけでなく、訓練された声優を使わないアニメーションがありますが、あれも行き過ぎるとどうかと思います。声優と俳優って、やはり違いますから。キャラの雰囲気とかで、俳優の方がいいなぁ~という場合ももちろんありますよ。でも、「セリフがわからない、字幕をつけろ」とか「棒読みかよ・・・」と思うことも多々あります。

キャラとしては、どれも魅力的です。でも、ジャスミンって、目がでかすぎ・・・。


アラジン スペシャル・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
  • 発売日: 2011/10/17
  • メディア: DVD





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